住んでいるアパートの一斉配管掃除の日だった。
台所、浴室、洗濯機置き場の配管が対象で、高圧の水流を配管の中を通すというものであった。
三箇所といえども、作業自体は10分足らず。
あっという間に終わってしまった。
いい機会だったので、浴室の掃除をした。
壁のカビや破棄案の蓋に溜まった髪の毛などはマメに掃除しているが、浴槽の下(うちの浴槽はコンクリートの床の上にデンと据え付けてあり、少し隙間がある)は掃除したことがなかった。
割り箸を持ってきて、洗い場と浴槽の間を探ってみると髪の毛がわんさか出てくる。野球ボールくらい担ってしまった。
シャワーで浴室の下を流すと、ここからも湯垢のようなものが出てくる。
私達が入居する前、この部屋は専門の人のクリーニングがなされたのか?と疑問に思う点がいくつかあったが、今回の髪の毛の量といい、湯垢といい、クリーニングはなされていないのではないか。
とすれば、私どもが退去するときもあまり気を使うことはないな、と気楽に考えることにした。
掃除はきれいになる、という結果がすぐにわかり、気分がいい。
風呂の時間が楽しみである。
令和2年(2020年)12月7日
